終わらない夢を見ていたい。

「そんなことできるわけないって！」

遥か昔、海はどこまでも続くと信じていた少年がいたとしたら、まさか人間がその海を自由に行き来するとは考えもしなかっただろう。

結構昔、３４万キロ？の月にまさか人が立つことができると考えた人がいるだろうか。

まぁ昔、時速２００キロで人が移動できることを誰が信じただろうか。

ちょっと昔、奥行き２１センチ？厚さ４センチ？幅３０センチの機械１つで、世界中と繋がれることを期待した人がいただろうか。

それを可能にしてきた人間がいて、それは雫と同じ霊長類人科の誰かで。

そうこの手にもその可能性があって。


雫はいろんな人の夢を見せてもらって、いろんな人の理想の中で生きていて。


いつも世界を変えてきたのは新しい可能性と夢を信じた人。(たぶん)


なってやろうじゃないか、そんな人物に。


夢を希望を二次元への熱い想いを、どこかの誰かに伝えられたら、それはきっと雫の「意味」になると思うから。